経審改正について①

今日は、先日ご案内した経営事項審査の改正内容について、詳細をご案内したいと思います。

改正内容は、 

 ①CCUS(建設キャリアアップシステム)を現場で導入している元請企業を評価する。

 ②『くるみん』『えるぼし』『ユースエール』認定等を受けている企業を評価する。

 ③建設機械の保有状況に関する評価対象機械を追加する。

 ④環境への配慮に関する取組としてISO14001に加えて『エコアクション21』を加点評価する。

 ⑤監理技術者講習受講者の経審上の加点可能な期間を修正する。

以上、5項目です。

 ①②については、『担い手育成・確保』

 ③については、『災害対応力の強化』

 ④については、『環境への配慮』  がその改正の目的です。

⑤については、先日のブログにて既に詳細を説明させていただきましたので、引き続き、①~④についてもその詳細をご案内していきたいと思います。

それでは、まず①について。

①CCUS(建設キャリアアップシステム)を現場で導入している元請企業を評価する。

 CCUS(建設キャリアアップシステム)とは、業界横断的に、技能者の資格、社会保険加入状況、就業実績等を登録・蓄積していく仕組みです。このシステムの活用によって、技能者が能力や経験に応じた適切な処遇が受けられる環境を整備し、将来の建設業の担い手を確保していくことを目指しています。

 そこで、『建設キャリアアップシステムを導入し、元請事業がカードリーダーの設置等就業履歴蓄積のための措置を講じていること』を経審においても評価するということになりました。

 直近事業年度に施工した全ての建設工事において、上記措置を講じている事業者

    ⇒ P点への加点  19.6875点

 直近事業年度に施工した全ての公共工事において、上記措置を講じている事業者

    ⇒ P点への加点  13.1250点

となります。(但し、軽微な工事及び災害応急工事については審査対象外です。)

 令和5年8月14日以降に終了日を迎える事業年度から審査対象となりますので、すでに審査対象期間が始まっている事業者様もいらっしゃることになります。CCUSへの登録はもちろん、運用につきましても、経審評点対策も見据えて計画的に取り組まれることをお勧めいたします。

 ちなみに、経審での運用上は、上記の要件に該当する旨の誓約書の提出と抽出調査等による確認をもって加点するとされています。

②~④については、次回のブログで・・・。

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